先日、京都府城陽市にある「くふうど」さんで、ヴィーガン仕様のアフタヌーンティーをいただいてきましたのでご紹介していきたいと思います!
[合わせてよみたい]
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まさに「くふう」が凝らされた絶品のお料理の数々でした。ぜひ最後までご覧くださいね。
くふうど
くふうどさんは、「心に響く『食』を生み出す、わかち合う」を理念に、料理教室や料理作品の発表、レシピ開発やコンサルティングなどを展開されておられます。アフタヌーンティーは作品発表の場として開催されています。

主宰の井浦五百子さんは異色の経歴の持ち主。20年に渡り書道師範と書家として多数の賞を受賞する活躍をされる一方、2004年から6年間学校や企業で色彩心理学や色彩レクチャーを教えられていました。同時に料理教室を創業してその後法人化されました。
「書も墨の色は黒一色ではなく色々な表現があります。色と食のつながりはずっと研究していましたし、私の中では今料理をしていることもすべてひと続きのことなのです」と井浦さんはおっしゃいます。
ヴィーガンへの思い
色への探求から始まる井浦さんの料理は独特の料理哲学をもち、「既視感のない形を求めている」とのこと。
月に数回の開催というアフタヌーンティーはヴィーガン仕様にされているが、特にヴィーガンということを打ち出してやっているわけではないといいます。
ご自身が野菜や果物など植物性のものが好きで、植物性の食材を工夫して新たな美味しさを創り出すことにやりがいを感じているからだとおっしゃいます。
「食べ終わって気がついたらヴィーガンだった、というのでいいのではないでしょうか」と笑顔で語られていたのが印象的でした。
店内の様子

くふうどさんの店内は日本家屋をリノベーションしていて、古風な雰囲気と現代的でスタイリッシュな雰囲気を両方併せ持つとても素敵な空間でした。

店内の一角には料理教室で使用する材料や、独自開発の食品が販売されていて、珍しいものも多くとても興味深く見入ってしまいました。
アフタヌーンティー

アフタヌーンティーは月ごとにメニューが変わります。私は2024年7月のコースをいただきました。ちょうど7月からメニューを一新されたということでした。今回いただいたメニューは以下の通りです。
- 季節の一杯:発酵八丈ゴールドレモン 紫蘇
- 一口サイズのお料理:チュロス グリーントマトマッシュルーム トリュフ塩
- 季節のスープ:桃
- 選べる一杯:紅ほうじ茶「ごこう」(埼玉)
- お茶菓子:塩レモン(八丈島)大栄スイカ(鳥取)水羊羹
- デセール(プラントベース 低GI パフェ*「花火」)
- 締めのチョコ:ローチョコ「白龍」/お抹茶

最初にまず季節の一杯。発酵八丈ゴールドレモンに紫蘇の味のするジュースでした。来店した日は梅雨明けした頃で猛暑のまっただ中でしたので、始めにこのような爽やかな喉越しの良いものを用意してくださっている心配りがとても嬉しかったですし、最高に美味しかったです。素材の味が生かされていて混ざりもののない、上質な味わいでした。

次が一口サイズのお料理。小麦粉を使わず米粉やタピオカスターチというタピオカの粉を使ったチュロスに、グリーントマトをフルーツでマリネにしたものや、干したマッシュルームにトリュフ塩がかかったものがトッピングされています。乗せられている器もとてもオシャレです。

チュロスがモチモチして、食感がとても楽しい。トッピングも繊細な味付けでそれぞれ個性があり、新たな発見がありました。

次が季節のスープ。その日はなんと桃!桃を使ったスープは初めていただいたのでとても新鮮でした。ハーブで味付けされているので、桃のフルーツ感はありつつデザート感はなくスープとして成立していて驚きの美味しさでした。

次が選べる一杯として、私は紅ほうじ茶「ごこう」を選びました。それとお茶菓子です。
紅ほうじ茶は珍しい紅茶を焙じたお茶で、本当にほうじ茶なのですが紅茶のようでもあり、とても面白い味わいで美味しかったです。
お茶菓子は、八丈島の塩レモンと鳥取の大栄スイカを使った水羊羹で、上の層と下の層それぞれの味も美味しいのですが一緒に食べるとまた更に美味しくなり、計算されているなと感動しました。

いよいよパフェの登場です。プラントベースの低GIパフェでテーマは「花火」ということでした。入っている内容は以下の通りです。
- 大栄スイカソルベ
- ナッツサワークリーム(ジンジャー)
- 塩ミルクジェラート
- ココナッツマンゴーブリュレ
- 花火煎餅(木苺)
- サブレ
- ナスタチューム
- 夏のフルーツ
- エディブルフラワー
- 有機バナナ
- シャンパン 柑橘グラニテ
- レモンジュレ
- グラノーラ(ココナッツマンゴー マカダミア)
- 城州白・梅発酵ピューレ
- ピニャコラーダジュレ

トッピングのフルーツにはクリームスイカという黄色いスイカが。みずみずしくてとても美味しかったです。
内容のそれぞれがとても丁寧に作られていて個性的で、別々でも、一緒に食べても美味しくて。感動しながら夢中で食べ進めます。

本当に美味しくて、そういえばヴィーガンだったとまさに後から気付く感じでした。甘みもほどよく満足感がありながら重たくなくすっと胃に入っていく感じです。最後は爽やかな味わいで締められ、食べ終わるのが惜しくなる贅沢なパフェでした。

最後にはお抹茶とローチョコ、すはま団子が。ローチョコは「白龍」という日本酒が入っているとのことで、とても上品なお味で、しっとりとお抹茶をいただきながらいただく時間は最後の締めにぴったりでした。
まとめ

今回のヴィーガンアフタヌーンティー、とても素敵な体験でした。
少人数の完全予約制という特別な空間で、優雅でとても美味しいアフタヌーンティーを楽しみ、気がついたらヴィーガンだったという奇跡。そんな幸せはそうそうないのではと感じる時間でした。
くふうどさんでは毎月魅力的なメニューを発表されていますので、ぜひみなさんにも体験していただきたいと思います。お店の情報を以下に載せますのでぜひチェックしてみてください。
お店の情報
[店名]くふうど
[住所]京都府城陽市枇杷庄鹿背田103-21