今回は、滋賀県で整理収納アドバイザーの活動をしながら、衣服の交換会や「整理収納と環境」をテーマに出前授業などの活動をされている「Linkしが」さんをご紹介します!
Linkしがの活動
Linkしがさんは2011年に設立したボランティア団体です。最初は整理収納アドバイザーの資格をもつスタッフが講座を開いて整理収納についてのレッスンをしたり、依頼を受けて家の片付けを手伝ったりする活動をされていました。
お家にお伺いして整理をしていると出てくる大量のゴミ・・・家の人は手放すのに精一杯でその後のことまで考えられない人がほとんどでした。
大量のゴミに心苦しく思い、始めたのが「衣類の交換会」でした。家の人に許可をいただいて捨てる予定の衣類を預かり、場所を設けて開催しました。
交換会は持って帰るだけの人もOKにし、持ち帰り1点につき100円の応援金をいただいておられます。ボランティアなので、団体の活動資金に当てているそうです。
服を預けてくださる方は、みな快く許可してくださるそうです。「捨てるくらいなら誰かに使ってもらえたら」という気持ちで皆さん譲ってくださるそうです。
整理収納のアドバイスをしながら、ゴミを減らすことの大事さや、ものを選んで買うこと、エシカルな観点からものを選ぶこと(エシカル消費と言います)などもお伝えしているそうです。
衣類の交換会体験レポート
私は今年の5月にブランチ大津京の「あるがママfes」というイベントで「衣類の交換会」として出店されていたところに取材させていただきました。自分のもう着なくなったTシャツを持って行ってお預けさせていただきました。
代わりに気に入る服はあるかなと、何気なく見ていて見つけたのがこれ!なんとイギリスの「ローラアシュレイ」のワンピースじゃないですか!花柄が可愛くて好きなブランドです。正規で買ったらなかなかのお値段がするものです。状態も良く古着のようには思えません。買ってそのまま着られなかったのではないでしょうか・・・もったいないから譲ってくださった、そんな雰囲気がワンピースから漂っていました。もちろんお持ち帰り決定です。100円で申し訳ないなと思いながらありがたく頂戴しました。
着物の交換会も
Linkしがさんは衣類だけでなく着物の交換会もされているそうです。
ある年代以上の方は嫁入り道具に着物を持たされることが多いと思いますが、そのまま着ずにいらなくなってしまうケースが多いとか。一方で若い人を中心にオシャレで着物を楽しむかたも最近増えているので、その両者を交換会でつなぐことが出来ているそうです。
小学生への出前授業
また、2017年からは子どもへ向けて、整理収納と環境問題をテーマに出前授業を開始されました。
小学5年生の生活の授業で、整理整頓について学ぶそうです。
整理整頓を通じて、ものの持ち方でゴミを減らせること、それが環境保全につながることを教えているそうです。
さいごに
イベントブースに貼ってあった交換会へのLinkしがさんの想いが素敵だったのでシェアしますね。
「この服を大切に着たい!」という方の手に渡す。
手放した方も、新たに手にした方も幸せに…
この交換会に参加することで手放し方と買い方の両面から
モノと向き合ってもらいたい…
活かし方を見つけてもらいたい…
まだ輝けるモノの橋渡し役になりたい!
そんな思いで私たちは活動しています
そして実は、Linkしがの代表の柳澤知伽さんは、エシカルコンシェルジュでもあられたのです!
同志を見つけたようで個人的にとても嬉しかったです。
これから私もより良い地球環境に向けて活動をがんばろうと思わされました。
Linkしが
ホームページ Linkしが – ~整理収納で人と地球の幸せを~ (jimdofree.com)
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