ごみ拾いSNSで世界中の人と一緒にごみ拾いしながら環境問題について考えよう

学校や職場、家の近くなどでポイ捨てなどの散乱ごみを見かけることはありませんか。
これらのごみは時間の経過とともに河川や水路を通じて海に流出し、海洋汚染や生態系に甚大なダメージを与えています。

わたしは先日からエシカル仲間の一人とごみ拾いを始めました。
ただ拾うだけでも夢中になってとても達成感があるのですが、こんなアプリを見つけましたのでご紹介します。

目次

ゴミ拾いSNS Pirika

ゴミ拾いSNS「Pirika(ピリカ)」。世界130か国以上の人とゴミ拾いを通じてつながれるアプリです。

ホームページに分かりやすく紹介している動画があったのでご紹介します。

Prikahaはゴミ拾いでつながり、ゴミ拾いを広げるSNSです。
2011年に京都大学の研究室から生まれた環境問題解決の企業が開発しました。

使い方は簡単。ユーザー登録して、ゴミを拾った画像とひとことコメントを投稿していくだけ。すると世界130か国以上の仲間からありがとうスタンプやコメントが届くというものです。もちろん自分も仲間にスタンプやコメントを送り、交流ができる仕組みです。

アプリのトップページにはこのように活動している国の数と拾われたゴミの数が日々更新されてアップされています。2024年7月16日現在で、、世界中のすべての大陸で利用され、132か国で368,488,328個のゴミが拾われているという結果になっています。
Pirikaに投稿されたポイ捨てゴミの情報は、データ化され、きれいな街づくりに役立てられます。

散乱ゴミの問題

日本では年間約4,300万トンものゴミが廃棄されています。
日常生活ではあまり気づかないかもしれませんが、注意深く見てみると、街中に多くのゴミが散乱していることに気づくでしょう。


ゴミの自然環境への流出は、世界的に深刻な問題です。
現在、世界の海を漂う海洋ゴミは、プラスチックゴミだけでも1億5,000万トンを超え、さらに毎年約800万トンが新たに海に流れ込んでいるとされています。その海洋ゴミの約80%は都市部から出ています。ポイ捨てされたゴミなどが風雨によって排水溝に流れ込み、生活用水路や川を通じて最終的に海へと流れ着くのです。
海に流出したゴミは回収が非常に困難で、年々増加し続けています。このままでは、2050年には魚よりも海のゴミの量が多くなるとさえ言われています。
この問題がさらに深刻化する前に、私たちはできる限りの対策を講じる必要があります。

琵琶湖のゴミ問題

私は今年5月にAZUSA SKIN & WELLNESS CLINICさん主催の「クリーンレイクサイド」」という琵琶湖岸の清掃活動にも参加しました。琵琶湖岸にもゴミは予想以上に多く、マイクロプラスチック化しているものも見受けられて心が痛みました。

【クリーンレイクサイドの取材記事はこちらから】
【大津市】クリニック主催「クリーンレイクサイド」参加レポ!こんなゴミが?自然の豊かさにも触れました(Sari) – エキスパート – Yahoo!ニュース

AZUSA SKIN & WELLNESS CLINICさんは10月にもクリーンレイクサイドを開催されることが分かりました。
詳しくはAZUSA SKIN & WELLNESS CLINICさんのInstagramをチェックしてみてください。

これらの散乱ゴミは琵琶湖の生態系に影響を及ぼす危険もありますし、琵琶湖は川を通じて海につながっているので、ゴミが流れて海洋汚染につながることも考えられます。ゴミ拾いは大切な環境保全活動だと思いました。

ゴミ拾いで豊かな未来へ

Pirikaの社長小嶌不二夫さんが動画で語っている言葉が印象的だったのでご紹介します。

日々深刻化するゴミ問題の解決には、奇抜なアイデアや夢のような技術ではなく、
一人一人の地道なゴミ拾いが不可欠。
実は、ゴミ拾いは気づかれにくく、広がりにくい活動です。
なぜなら、ゴミは拾うとその場からなくなってしまうので、
その場にたまたま居わせた人でなければ、その行為に誰も気づくことができないからです。

ゴミ拾いアプリは行動が周囲に伝わるので人に影響も与えられると言えます。

ゴミ拾いは孤独な活動ですがやってみると達成感があり、夢中になります。私は仲間とやることでより楽しく続けられています。

環境問題は今や誰しもが解決しなければならないと感じていると思います。しかし何から始めたらいいのか分からない方が多いのではないでしょうか。

道に落ちているゴミをひとつ拾うこと・・・誰でも心がけ次第で簡単にできることから環境問題解決の1歩が踏み出せます。

豊かな未来のために、楽しく環境問題解決に取り組んでみませんか。

参考:株式会社ピリカ / 一般社団法人ピリカ (pirika.org)


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