7月ももう後半になってしまいましたが、今月は「Plastic Free JULY」(プラスチックフリー月間)。
使い捨てプラスチックをゼロ、または削減する取り組みをする参加型のイベントです。
2011年からオーストラリアのNPO団体、Plastic Free Foundationの主催で始まりました。
2021年は世界190カ国から推定1億4000万人が参加したそうです!

プラスチックごみによる環境破壊は世界的にも深刻な問題となっています。
私達も日々たくさんのプラスチックごみを捨てている自覚がありますよね。
自分で心がけて脱プラの取り組みをするのもいいですが、せっかくなのでイベントに参加してみましょう!
プラスチック・フリー・ジュライへの参加方法
プラスチック・フリー・ジュライへの参加は簡単。「Plastic free July」と検索してバナーをクリック!


名前やメールアドレスなど基本情報と、取り組む場所・内容・期間を選択すれば完了です。
脱プラへの取り組みをサポートするアドバイスなど、英語ですが教えてもらえます。
世界中の人と一緒に脱プラへの取り組みをしている連帯感が味わえるところがいいと思います。
プラスチックごみ問題

大量生産と消費
軽くて加工しやすく、丈夫なプラスチックは便利なことから、この50年間で20倍に増えました。
しかしちゃんとリサイクルされているのはたったの9%と言われています。
環境省の令和元年版「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」によると、1950年以降に世界で生産されたプラスチックは83億トンを超え、63億トンがごみとして廃棄。 そのうち回収されたプラスチックごみの79パーセントが埋め立て、あるいは海へ投棄されているといいます。 毎年約800万トンのプラスチックごみが海に流出し、このままのペースでは、2050年には海の中のプラスチックごみの重量が魚の重量を超えるといわれているのはご存知の方も多いかもしれません。
分解されにくい
プラスチックは自然環境で分解されるのに数百年かかるため、長期間にわたり環境に残ります。また分解されても小さくなるだけで、完全に自然に還るということはないといいます。
環境への影響
海洋汚染
大量のプラスチックごみが海に流れ込み、海洋生物に害を与えます。例えば、海洋生物がプラスチックを誤って飲み込み、窒息や消化不良で死ぬことがあります。
生態系への影響
プラスチックごみが生態系に侵入し、食物連鎖を乱すことがあります。これにより、特定の生物種が絶滅の危機にさらされることもあります。
健康への影響
分解されないプラスチックは微小な粒子(マイクロプラスチック)となり、食品や水道水に混入することがあります。2019年にオーストラリアのニューカッスル大学が行った研究によると、私たちは毎週、クレジットカード1枚に相当するプラスチック粒子を摂取しているということが分かりました。人体に取り込まれることで、健康への影響が懸念されています。想像しただけでも恐ろしい結果ですよね。
脱プラへの取り組み例(難易度低)

マイバッグを持ち歩く
日本でもスーパーなどでレジ袋が有料化され、マイバッグを持ち歩く人は増えています。しかしいくつも買うのは本末転倒。お気に入りを長く大事に使いたいものですね。
マイ水筒、マイカップを持ち歩く
まだ給水スポットが少ないので、水筒ひとつで1日持たせるのは難しいかもしれませんが、家を出るときは水筒を持つのを習慣にできたらいいですね。またカフェなどで水が紙コップの場合にマイカップを持っていると資源の無駄遣いをなくせます。スタバなどドリンクをマイカップで買うと割引してくれるサービスがあるところもあります。また後の投稿で私のお気に入りマイカップをご紹介しますね。
マイカトラリーを持ち歩く
これをしている人はまだ少ないかもしれませんが、持つだけなので簡単にできてプラスチックごみを減らせます。
お気に入りのカトラリーで食べる外のご飯は、気分もあがっていいですよ。こちらも私のお気に入りカトラリーを後でご紹介したいと思います!
脱プラへの取り組み例(難易度高)

量り売りを利用する
昔のお店はみな量り売りでした。古き良き文化をまた新しい形で提供しているお店があります。滋賀にはまだ少ないですが、少しずつ始まっています。これから取材してご紹介していきたいと思います。
シャンプーや台所洗剤を固形石鹸に替えてみる
こちらも滋賀の主要なスーパーなどではなかなか売っていません。私もネットで買っています。固形シャンプーはさっと髪に撫でつけるだけ、台所洗剤の固形石鹸もスポンジでさっと撫でるだけで良く泡だってとっても気持ちがいいです!また体験レポートをさせてくださいね。
【ちなみに私が利用している固形石鹸のサイト→ minimal living tokyo. (minimal-living-tokyo.com)】
自然素材のものを使う
ハブラシやスポンジなど、身の回りのプラスチックのものをなるべく自然素材へシフトしていきましょう。
私のおすすめはへちまタワシ!汚れもよく落ちるし、自然のものなので手触りがとても気持ちよくてお気に入りです。こちらも滋賀のスーパーなどではなかなか手に入らないので、上のサイトなどから購入しています。
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おすすめはしましたが、近くのお店で手軽に手に入らない不便さは私も痛感しています。
たとえば消費者の声としてスーパーなどの投書で扱って欲しいと訴えることは、けっこう効果があるといいます。
アクションを起こしていきましょう!
さいごに

最後の画像は知人が先日ダイビングして撮影した沖縄の海とウミガメです。
サンゴは年々減っていっている実感があるそうです。あちこちにサンゴの死骸が見受けられると。
貴重な自然を人間のせいで破壊するのはもう止めないといけません。
プラスチックフリージュライ、一緒に始めませんか。
参考
https://forbesjapan.com/articles/detail/64534?read_more=1
https://sustainabledot.jp/blogs/article/what-is-plastic-free-july