マイバッグやマイボトルはすっかり定番になりましたが、次は「マイ容器」の時代かもしれません。しがローカルSDGs研究会(SL2)は、量り売りや持参容器で購入できるお店の情報共有サイト「くるん買い物マップ」に掲載する滋賀県内のお店を募集中で、現在、広く情報提供を呼びかけています。
この活動は、SL2が運営するプラごみ削減に取り組む小学生の研究会「Rキッズ」が、2025年の夏休みにお店調査を実施したことが発端となって始まりました。
「容器代」も払っていた、知っていましたか?

Rキッズでは夏休みに、京都の市民団体「くるん京都」の佐藤文絵さんからお話を聞く機会がありました。「くるん京都」は、量り売りや持参容器で購入できる京都市内のお店情報を集めた「くるん買い物マップ」を公開している団体です。
佐藤さんによれば、スーパーなどで商品を買う際、私たちは商品代に加えてプラスチック容器の代金も支払っているといいます。一方、フランスではプラスチック包装を禁止する法律が整備されており、マクドナルドなどのファーストフード店でもリユース容器の使用が当たり前になっているそうです。
「ケーキ屋さんやファーストフードのお店も、マイ容器を持って行くと入れてくれますよ。まずは知ることから始めてほしいです」(くるん京都・佐藤文絵さん)
老舗味噌店では容器持参が「7割」、昔から続く量り売り

大津市中央にある「九重味噌」(明治元年創業)は、創業以来ずっと量り売りを続けている老舗です。同店では容器を持参するお客さんが全体の約7割を占めているといいます。Rキッズが調査でこのお店を訪ねた際に、「お客さんに容器を用意してもらえること、家に帰ってそのまま冷蔵庫に入れられること、ごみが出ないこと」が量り売りのメリットだとお話しくださいました。

九重味噌さんへの質問(抜粋)
── 量り売りをしようと思ったのはなぜ?
「昔からず〜っと量り売りをしてるよ」
── マイ容器で来るお客さんは月に何人くらい?
「容器を持ってくる人の方が多いよ。7割くらいが持ってくる」
── マイ容器の良いところは?
「家に帰ってそのまま冷蔵庫に入れられること。ごみが出ないこと」
小学生のプラごみ研究会「Rキッズ」が滋賀県内45店舗を調査

「Rキッズ」は、滋賀県内の食料品を扱うお店45店舗を班に分かれて訪問し、「マイ容器で買うことができますか?」と直接ヒアリングを行いました。その結果、「できる」「できない」がほぼ半々。想像以上に多くのお店がすでに対応していることが明らかになりました。対応不可の主な理由は衛生面と会社の規則によるものでした。
調査を通じてRキッズが気づいたこと
- マイボトル・マイカトラリーに続き「マイ容器」も当たり前にしたい
- プラごみを減らすために、まず自分たちがマイ容器で買いに行く
- マイ容器を持って行くことで、お店にもその大切さを伝えられる
- 容器代の節約になるから、お店にも買う側にも良いことがある
- Rキッズでマイ容器を広める運動をしたい!
調査結果を「みんなのBIWAKO会議」で発表

Rキッズはヒアリングで集めた45店舗分のデータを展示物にまとめ、滋賀県が主催する環境イベント「みんなのBIWAKO会議」に出展・発表しました。滋賀県立大学の学生グループ「廃棄物バスターズ」のサポートを受けながら準備を進め、当日は展示と口頭発表の両方で活動成果を披露しました。
みんなのBIWAKO会議での展示・発表内容

滋賀県内45店舗へのヒアリング結果をパネルで展示。「マイ容器に対応できないお店が多いと思っていたが、約半数が対応可能だとわかった」「まず自分たちが行動することで、お店や地域の意識も変えられる」という気づきを、来場者に向けて発表しました。会場では多くの参加者が展示に足を止め、子どもたちの調査活動に関心を寄せていました。
お店の情報をお寄せください!
こうした活動を受けて、しがローカルSDGs研究会では、Rキッズが見つけたお店情報も含めた「くるん買い物マップ」を公開しています。マイボトルでコーヒーを購入できるカフェや、お惣菜を持参のタッパーに詰めてもらえる惣菜店など、すでに対応しているお店は身近に存在しています。このサイトにそうした情報を集め、県民が日常的にマイ容器を活用できる環境づくりを目指しています。
「くるん買い物マップ」に掲載できるお店
- 量り売り・ばら売りで購入できるお店
- 持参した容器で買える商品が1つ以上あるお店
- 対象:滋賀県内のお店に限ります。自薦・他薦を問いません。
量り売り・持参容器に対応しているお店をご存知の方は、ぜひ下記フォームから情報提供をお願いします。みんなの力で「循環する暮らし」をつくりましょう。
情報提供フォームはこちら https://forms.gle/1LypDqkTZsuYFodV7
